先日、神奈川県の横浜市にある中華街に行ってきました。
旅行…ではなく、僕は近くに住んでいるので何回も行ったことあります。
今回中華街に行こうと思ったきっかけは、彼女と「たまにはいいね」ぐらいの感覚で行くことに。
目的は、とりあえず美味しそうなものを食べ歩き(笑)です。
小籠包、豚まん、フカヒレまん、春巻き、ちまき、甘栗…
お昼過ぎに到着して、「さて、何から食べようか?」なんて悩んでいたのですが、お店に入ってゆっくり食べるのも悪くないね。となって、結局食べ放題のお店を探すことになりました。
食べ歩きのお店もいっぱいありますが、食べ放題のお店もメインの通りだけではなく、裏道入ったところにもずらーっとお店があります。
「どこにしよっか…」と歩いていると、長い列を作っているお店が…
そこのお店は、横浜中華街 小籠包専門店 王府井本店。
小籠包で有名なお店です。ここはいつも列を作って焼き上がりを待っているお客さんがいっぱいいます。
確かにめっちゃうまい。
「食べるスープ」と言われるほど、小籠包の中には、スープがたっぷり入っています。
外側はかりっと生地はもちっとしており、中からは弾けるようにスープが溢れ出てきます。

僕はなんども食べたことあるので、その美味しさを知っていました。(中華街行くなら、超おすすめ。ぜひ食べて欲しいお店です)
でも、僕らは食べ放題を探していたので、スルーしようとしたらチラシの入ったラックが。
そのチラシに目を配ると、この小籠包で有名なお店、食べ放題やっているのを発見しました。
となりのお店と比較してもちょっと高いけど「ここの小籠包間違いなく美味しいし、ここの食べ放題行こうか」と決まり。
そのチラシによると、同じ店だけど食べ放題やっているお店は、歩いて2分のところにあるらしい。
チラシの地図を見て、早速向かうことにしました。
僕たちは「ここの崎陽軒曲がったら、」と話しながら曲がろうとしたそのとき、
30代くらいの中国の方らしきキャッチのおじさんが、「あ、そのお店行くの?ここまっすぐ行った右にアルヨ」と丁寧に教えてくれました。
僕たちは、「あ、ありがとうございます(優しいね小声)」と言いながら進んでいたら、続けてキャッチのおじさんは、道を教えるように若干着いてきて「そこのお店入る前に値段は確認した方がイイヨ」とまたもや丁寧に教えてくれました。
そこで、僕たちの足は完全に止まりました。
ちなみにですね、そのキャッチのおじさんに声をかけられるまでも、たくさん声をかけられているわけです。
僕は完全に無視はできないので、会釈しながら進むタイプ。彼女は、余裕でシカトして進むタイプです(笑)
ただ、キャッチのおじさんには、僕も彼女も完全に足が止まりました。
「お店入る前に値段は確認した方がいい?どういうこと?」と思って足を止めて「え?」って顔していると、キャッチのおじさんは僕たちが持っているチラシを指差す。

そこには【豪華おすすめ料理大人+700円】と書かれていました。
どうやら写真に書いてある料理は+700円の料理も多いらしい。なるほど…
キャッチのおじさんはそのまま話し続けて、「何食べたいの?」と聞かれ「小籠包です」と答える。
「小籠包ならワタシのおすすめは、どこどこのお店、ここの一番奥にあるお店ダヨ」
「ワタシいつもそこ行く」
「他におすすめは、○○もおすすめ。」
「どこのお店も小籠包は、冷凍ばっかり…」
「ワタシのお店は手作りで美味しい。手間ばっかりかかって全然儲からない」
「大学3年生?」(なんでピンポイントで聞かれたかは謎、しかも僕29歳)
「お酒飲まないヨネ、まだお昼だから」
「だったら、ワタシのこのお店、ドリンク飲み放題、無料にしてアゲル」とクロージングされて、結局、キャッチのおじさんの持っているチラシのお店に行くことにしました。
おじさんと向かっている最中も、小籠包の食べ方とか、注文方法は1人前を頼んだ方が二人でいろんな種類を食べられる方がいいとか、マンゴープリンは絶対食べた方がいいとか、有益ないい情報をたくさん教えてくれました。
そんな感じで、キャッチのおじさんのおすすめのお店に到着しました。
こんな感じのセールストーク。
セールストークに乗せられて、見事に誘導されてしまいました。
料理がどうこうももちろん気になったのですが、「おじさんセールストーク上手かったな…」という印象。職業病です(笑)
目次
中華街のキャッチのセールスで学んだ3つのこと
というわけで、今回のキャッチのおじさんのセールスに学んだポイントは大きく3つ。
- 不安な気持ちを持っている人へのトリガーで注意を引く
- 他のおすすめのお店も紹介して信用させる
- 有益な情報をくれる
です。
不安な気持ちを持っている人へのトリガーで注意を引く
まず1つ目は、おじさんが行ったのは丁寧に道を教えて少し信用を得て、「値段を確認した方がいい」という注意を教えてくれたことです。
これは、セールスレターでも同じですよね。
セールスレターでいうと、ヘッドライン。メルマガのタイトルだと、タイトルといった部分です。
僕たちは、日本の中華街とはいえ中国人がいっぱいいるので、どこか騙されるんじゃないかって心のどこかで不安に思っているところがあると思います。(実際にそんなお店は、ないし、騙されたことももちろんないです)
この騙されたくないという気持ち、損したくないという心理が僕たちにはあって、思わず足を止めました。
セールスレターのヘッドラインの目的は本文を読んでもらうために注意を引くことです。つまり足を止めること。
ターゲットは何を不安に思っていますか?何に興味を引かれますか?どうしたら足を止めることができますか?
ヘッドラインには、様々な注意を引く方法がありますが、ターゲットにはどんな悩みがあるのか?どんなことを不安に思っているか、どんな痛みがあるのか?といったことを理解していないと、足を止めることなんてできないですよね。
ヘッドラインは、クリエイティブなセンスではなくてターゲットの興味を引きそうなことに焦点を合わせて作るものです。
リサーチとヘッドラインについては、こちらの記事で全て完結できるので参考にしてください。

http://kroneko-line.com/saleswriter-21
他のおすすめのお店も紹介して信用させる
次に、「他のおすすめのお店も紹介して信用させる」
キャッチの人は、もちろんいいことしか言わない。客を呼び込むのが仕事だから当然という認識すらあります。
人は、それが頭にある上でセールスを普段聞いています。
でも、キャッチが誘導させたいお店の話ばっかりしてきたり、売りたい商品のメリットしか言わなかったらどうですか?
「当然だよね」と思いつつ、信用には繋がらないはず。
なぜなら、どんな商品もデメリットはあるから。そして、各お店でおすすめの商品、力を入れている商品、人気な商品があるわけです。
キャッチのおじさんは、デメリットを伝えてきたわけではありませんが、他のお店の紹介までしてきました。
僕たちはどう思ったか?「誘導したいお店ではなくて、本当に美味しいおすすめのお店を紹介しようとしてくれている」と感じたのです。
この方法は、セールスライティングでも、よく使われる方法で、デメリットを伝えてライバルを褒めるといったテクニックがあります。
下記の記事を参考にしてください。


有益な情報を与えて信頼関係を築く
最後に、有益な情報を教えてくれたということ。
すでに、キャッチのおじさんの紹介するお店に行くことは決まっていたのですが、その後も食べ方だったりとか教えてくれました。
これは、セールスレターでいうと、もうすでに商品を買った後で、そのあとのプレゼントのようなもの。
セールスレターでの応用ではないですが、商品を買ってくれたお客様へのフォローとして勉強になります。
もしあなたが何かしらの商品を買ったあとに、この後からプレゼントをもらえたら嬉しくないですか?
これは、その後のお客さんとの関係を深く構築できるテクニックで効果的です。
たとえば、メルマガを登録してくれた人に対して、有益な情報のPDFをプレゼントなどです。
セールスレター内で商品の特典を用意する方が大事ですが、このプレゼントはかなり効果的で知られています。
実際に僕もメルマガ登録してくれた方に、プレゼントを用意しています。
これは、ランディングページでメルマガ登録の特典として告知しているものではなく、突然送られてくるプレゼントです。
プレゼントは本当に感謝されることも多く、関係を築くきっかけにも、深めるためにも使えるので、セールスレターの特典の一部を隠しておいてプレゼントにするのもおすすめです。
ちなみに僕の秘密のプレゼントは「素早くコピーを書ける9のコツ」です。(ここで話しちゃうと秘密でも何でもないですが)
こんな感じで感謝され、話すきっかけができます。

お世話になっております。
「素早くコピーを書ける9のコツ」、文章を書くのが遅い自分には非常に参考になるお話でした。教えていただいてありがとうございます。
(1番と9番については早速このメールを打つのにも適用してみました)
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
メルマガ登録に興味のある方はこちらです。(セールスライターになるためのスタートキッドの会員サイトも無料で提供)

以上です。
セールス以外にも学べることはたくさんある
普段、電気屋で買い物しようとしている時、飲み屋を探している時、保険の営業の電話がかかってくる時、いろいろあなたもセールスされていますよね。
セールスされても買う気は無いし、人と話すの面倒だし…などといった理由で流してしまうことがほとんどだと思います。
でも、そのセールスの中で、今回の僕たちのように足を止めて話を聞いてしまったこと、あるいは商品を買ってしまったことはないですか?
セールスかけてきた人を何でスルーしてしまったのですか?
その理由も必ずあるはずです。
自分が何で商品を欲しくなったのか?どういう言葉をかけられたのか?といったことを自分を客観視して、セールスライティングを考えていくと、売上アップに繋がるヒントが隠されていると思います。
こういった思考自体もセールスライティングのスキルアップに繋がりますので、ぜひ考えを習慣化させていきましょう。
こんなセールス受けた!その時どう思った!などあったら、あなたの経験もぜひ聞きたいです。
メールで教えてくれたら嬉しいです。一緒に分析して、セールススキルを磨いていきましょう!
メルマガ登録してLINE@からでもOK、僕から届くメルマガに返信していただいてもOKです。お待ちしています。

追伸
キャッチのおじさんに案内されたお店は特別美味しくはなかったです(笑)普通。
僕の小籠包のおすすめは先述しましたが、鵬天閣というお店です。
ぜひ横浜に遊びきたときは、食べてみてください。
中華街の写真撮り忘れて帰りの電車で遊んでました(怖い)

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