今回は、合法的にセールスレターをパクる方法についてお話していきたいと思います。
ここの記事では、
- スワイプファイルとは?
- スワイプファイルを使うべき理由
- スワイプファイルの活用方法
この3点を中心に記事を書いています。
目次
スワイプファイルとは?

1流のセールスライターは必ずと言っていいほど、スワイプファイルというものを持っています。
スワイプとはスラングで「盗む」とか「借りる」という意味があります。
つまり、スワイプファイルとは、「パクる用のセールスレターを集めたサンプル集」のことです。
世界中のセールスライターは、ゼロからセールスレターを書くのではなく、パクって書いているのです。
1つヘッドラインの例をあげると、、
広告の神様と言われるデイヴィッド・オグルヴィの有名なコピー。
「60マイルで走るロールスロイスで最もうるさいのは電子時計の音」
これには元ネタがあります。
「新しいピアースアローの車の中、唯一聞こえるのは、電子時計の音」
という20年前の広告が元ネタなのです。
完全なオリジナルではないのです。
広告の父、いや広告の神様と言われるデイヴィット・オグルヴィも広告をパクるのです。
パクって神様になっているのです(笑)。
このように反応のいいヘッドラインや成約率の高いセールスレターをいつでも自分がコピーを書くときに参考にできるようにしておくのが「スワイプファイル」です。
セールスレター丸ごとスワイプファイルにしておくことも、セールスレターのパーツごとにスワイプしておくことも、人それぞれ、使いやすいように保存して使います。
スワイプファイルは昔からある活用術で、インターネットがない時代から使われてきましたので、「紙」をファイリングされてきました。
ですが、現在はパソコン自体に保存が可能ですので、PDFやスクリーンショットなどで保存しておいてももちろん大丈夫です。
自分の使いやすいように、そして把握できるように管理しておくことが大切です。
もちろん、セールスレターに限らず、メルマガ文章、ブログ、バナーなどの広告でもスワイプファイルにしておくことをおすすめします。
スワイプファイルを使うべき理由

スワイプファイルは、セールスライターの必須ツールであると言われています。
ぜひ、セールスライターを目指しているあなたにはこれから作っていって欲しいので、使うべき理由をもっと掘り下げて解説していきます。
そもそも、売れるセールスレターを最短で書く秘密は、
- 優れたセールスレターのサンプルにたくさん接すること
- 優れたセールスレターのサンプルをたくさん集めること
- 優れたセールスレターを借用すること
が必要です。つまりスワイプファイルが必須なんです。
スワイプファイルを使うメリット以下の通り。
- 1から型を考えないで作る必要がないので時間短縮できる
- 売れている型を知ることで自分の型を知るきっかけなり、自分のスキルアップにつながる
- 失敗する可能性が低くなる
- 自分では思いつかないような、いいヘッドライン、いい言い回しなどが参考になる。
結局は成約しなければ、セールスレターの存在価値はありません。
なので、『すでに成功したセールスレターを参考にする』のは「やったほうがいい」ではなく、「やるべき」なのです。
スワイプファイルは1日して完成しませんし、これからセールスライターを続けて第一線で活躍していくには、さらにスワイプファイルを追加していくことになると思います。
セールスレターでおけるセールスで、購買に至るまでの人間心理の本質は何も変わらないものの、時代背景とともに、少々のテクニックやマーケットの成長などにより、セールスレターや広告も進化が必要です。
ですので、スワイプファイルは一生作っていくものだと僕は思っています。
スワイプファイルを実際に使うとき、そのまんま丸パクリではいけません。
法的にも、モラル的にも、SEO的にも、あなたの価値的にも丸パクリという低レベルなことをしてはいけません。
もしそのまんま使ってパクってしまったら、
- パクったのが見込み客にバレたら、あなたを信じられなくなる
- パクったのが見込み客にバレたら、口コミが広がり、淘汰されてビジネスがうまくいかなくなる
- 著作権の侵害で訴えられることもある
- 何やっているんだろうと自己嫌悪になる
- ブログ記事をパクったものなら、Googleにペナルティを受けて、アクセスが集まらない
いいことありません…
僕が一番伝えたいのは、あなたのスキルアップならないですし、丸パクリでは、真面目なあなたの心が傷んでしまうということです。
では、合法的にパクるとはどういうことなのでしょうか。
スワイプファイルの活用方法

パクるのは、セールスレターの「本質」や「型」「構成」などです。
ヘッドラインをそのまま真似する訳でもなく、セールスレターの原理原則を知り、本質を理解することが必要です。
本質をパクるとは、
- どのようにして何を伝えているのか
- 本当に伝えたいことはなにか
- この言葉の裏にあるものはないか
- なぜ、スムーズに読めたのか
- なんで、このヘッドラインが興味を掻き立てたのか
など、感情が動くポイントをパクるのです。
本質を理解して、パクるというのが正しいスワイプファイルの使い方となります。
「本質」というとわかりにくかったかもしれません。
よくスワイプファイルとして、活用できるのが、やはりセールスレターの「型」や「構成」です。
たとえば、ヘッドラインのスワイプファイルを持っていると、先ほどのデイヴィット・オグルヴィの広告のように、
「新しいピアースアローの車の中、唯一聞こえるのは、電子時計の音」が
「60マイルで走るロールスロイスで最もうるさいのは電子時計の音」
と活用できるのです。
ヘッドラインをいくつもスワイプファイルとし、テンプレートとして、たくさん持っておくと便利です。
ヘッドラインのテンプレート集はこちらをぜひ参考にしてください。
http://kroneko-line.com/saleswriter-21
もう1つは、構成ですが、セールスレター全体を通して、何をどう順番に伝えているのかをパクるのも便利で有効な活用方法です。
セールスレターには鉄板の構成がいくつかありますので、真似しようとすると、知っている構成だったりします。
参考までに、こちらの記事もどうぞ。

以上がセールスレターでスワイプファイルを活用する方法でした。次はスキルアップも兼ね備えているので、解説していきます。
セールスライティングのスキルアップにも使える

スワイプファイルを通してセールスライティングのスキルアップとしても役立つ方法を紹介します。
よくセールスライティングのスキルアップで推奨されているのが「写経」です。
写経とは、セールスレターをそのまま手書きで書き写すという作業です。
写経をすることによって、セールスレターの本質が感じるようにわかるようになり、スキルアップすると言われています。
写経は、講座やスクールのように体系的に学びたい人、そして中途半端にならずにやれる人は向いていると思います。
ちなみに僕もちょっとやったことありますが、結局中途半端になってやらなくなってしまいました…
それだったら、実際にスワイプファイルを元に「構成」を参考にして、実際に書いてみた方がスキルアップかなとは思います。
写経するならいいセールスレターを写経しなければ、無駄どころか、変な癖が体に染みこんでしまいます。
そこで、写経に使えるのが、スワイプファイルです。
スワイプファイルはもちろん今後の参考にしたい良いセールスレターですので、人間心理に沿ったセールスライティングを身につけることができるでしょう。
スワイプファイルは守破離で考える

写経してスキルアップするということをもう少しだけ説明します。
日本には守破離という言葉があります。
書道、柔道、茶道などその道を極めるには守破離を通ります。
最初は型を守る段階、次に型を破る段階、そして最後に型を離れる段階となります。
これは、セールスレターでも同じことが言えます。
売れているセールスレターには売れている理由があります。
その売れている型をしっかりと身につけることが「守」にあたります。
成約率の高いセールスレターを知ることがなければ、成約率の高いセールスレターには、非効率で困難な道になってしまいます。
- ヘッド
- サブヘッド
- ブレッド
- 保証
- 追伸
最初はどのような並ぶかも、どのように書けばいいかも分かりません。
スワイプファイルがあることによって、書く順番という型がわかるようになります。
守破離だと、「守」に当たる部分がスワイプファイルを使い、学ぶということです。
その後、色々なセールスレターを比べ、見極めて、自分なりの型を破っていく「破」の段階になり、
最後は、自分の型を作るため、最初の型から離れていく流派をつくればいいと思います。
スワイプファイルとは何かのまとめ

セールスライターの必須ツール、スワイプファイルの重要性は理解していただけましたでしょうか。
とにかく、売れるセールスレターを最短で書く秘密はスワイプファイルが必須なんです。
しかし、ただ単にいいと言われるセールスレターを集めるだけでは、なんの意味もありません。
そのスワイプファイルを引き出して使えるからこそ、スワイプファイルの意味があるのを忘れないようにしましょう。
普段から意識して、
- いいセールスレターだったと思ったら、スワイプファイルにする
- 目に止まったヘッドラインがあったらスワイプファイルにする
- 心を動かされた一部コピーをスワイプする
など、自分でしっかり「読んで」「感じて」常日頃スワイプファイルを集めて、自分でセールスレターを書くときになったら引き出せる状態にしておくといいと思います。
ちなみに業種は様々なレターがあった方が、ビックアイディアに結びやすいと思います。
業種が違って、ターゲットが自分でなくても、いいセールスレターは分かるものです。
もしかしたら最初はわからないかもしれませんが、セールスライティングを勉強して、セールスレターをたくさん読むうちに必ずわかってきます。
ぜひ、スワイプファイルを正しく作って有効活用しましょう。
kronekoブログの人気記事スワイプファイル関連ページ

- お気に入りでなくデータで保存する理由
- セールスレターをPDFにするやり方
- セールスレターの一部を画像として保存するスクリーンショットのやり方

- 優れたセールスレターはどこにあるか
- 優れたセールスレターの見極める方法
- 僕がお勧めするスワイプファイルにするセールスレター
- セールスライターの僕がスワイプしてある不動産のセールスレター
(こちらは単独で記事あります)
他のスワイプファイル関連
「これからセールスライターになりたい」という人へ
- セールスライティングWeb講座
- ブログを作れる会員サイトの招待
セールスライティングを学んで「集客する仕組み(ブログ)」が作れます。
セールスライター必須ツールプレゼント中!
- 『保存版』リサーチシート
- 『保存版』セールスレターチェックシート