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ディズニーのファストパスで待ち時間は短くならない【魔法にかかってる】

kroneko
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こんにちは、kronekoです。

 

ディズニーに行ったことのある人なら誰でもアトラクションの順番待ちで、乗ることを諦めたり長い時間を待った経験があると思います。

 

僕も先日ディズニーに行って「120分待ちかあ。」となったばっかり。

「よしファストパスを取っておくか」と思ったらファストパスを取ったとしても21時半〜のファストパス。

まだ朝の9時過ぎなのに…(この日は8時半オープン)

その他のアトラクションはファストパスを駆使してほとんど乗れて1日楽しみました。

 

ディズニーやっぱり夢の国だたったなあ…と思うこともたくさんあって、その中でもファストパスの仕組みが気になって仕方なかったので、調べました。

 

そうしたらファストパスは、待ち時間が短くなっているわけではないことが判明しました。

「統計的思考を活用した天才的な解決策だけど、それによって待ち時間が短くなっているわけではない」ということ。

どうやらディズニーのファストパスという魔法だったので、シェアしたいと思います。

ディズニーの魔法待ち時間の魔法

ディズニーは長年をかけて、知覚を管理する「魔法」を完成させてきました。

ディズニーのパーク内を歩いてみれば、工夫があちこちにあります。

予想待ち時間の看板は、「実際の待ち時間よりもわざと長く表示」してあります。

 

たとえば、どこかのカスタマーサービスに電話をして、「担当者にお繋ぎしますので、5分ほどお待ちください」と言われたとします。

その2分後に担当者が対応した時と、8分後でもまだ待たされている時では、気分はどのように違うでしょうか。

これは「控えめに約束して、大きめの結果を出す」というサービスの基本戦略です。

 

そして、ディズニーの待ち時間対策の切り札「ファストパス」。

これは、2000年から導入されている「優先入場予約」のシステムです。

人気のアトラクションの前についたら、通常の列に並んで順番を待つか、「ファストパス」を発見して、指定された時間に戻ってきて、優先入場口に並ぶことができます。

ファストパスの列は、通常の列よりも優先的に早く進むので、指定時間内に行けば、待ち時間は5分から10分程度でアトラクションに乗ることができます。

 

アトラクションの前には、通常の列の予想待ち時間とファストパスを発見した際の指定時間が表示されています。

満足したお客さんの証言からもこの方法が間違いなく成功しているのは明らかです。

ファストパスを最大限に活用する方法

ちなみにですが、ファストパスを最大限に活用する方法を紹介します。

この方法は、ディズニーランド攻略ガイドの著者で知られる、ジュリー・ニールのブログで紹介されたものです。

 

ファストパスを最大限に活用する方法
  1. グループの「ファストパス係」を決める。その人が全員分のパスポートを持って、1日中パークを走り回り、全員分のファストパスを発見して、指定時間にも気を配る。
  2. 常に1枚以上のファストパスを持っておく。つまり、常に少なくとも1つのアトラクションに乗る時間が決まっている状態にする。パークに入場したらまず1枚手に入れて、そのあとは、できる限り多く発見する。
  3. ファストパスの指定時間に遅れても慌てないこと。発見した当日なら事情によってはディズニーが何とかしてくれる。
  4. 午前10時前と夜遅く以外は、ファストパスがあるアトラクションでは必ず使うこと。

ファストパスで待ち時間は短くならない

ファストパスの利用者はこのシステムが便利は便利で、いい仕組みだと思っています。もちろん僕も。

では、今回の本題、待ち時間は実際どのくらい短くなっているのでしょうか?答えは…

 

「全く短くならない」

 

ファストパスがなくなっても実際の待ち時間は同じなのです。

ファストパスは待ち時間を「なくす」と誤解されていますが、実際は、列で並んで待つ代わりにそれほど混んでいないアトラクションに乗ったり、ご飯を食べたり、トイレに行ったり、買い物をしながら、その場所からは解放されているだけで、「待っている」んです。

 

実はアファストパスを発券してから実際に乗るまでの「待ち時間」は、ファストパスがなかった頃よりも長くなっているかもしれません。

アトラクションの収容能力や回転は変わらないのですから、予約のシステムを導入しただけで、多くのお客さんが乗れるようになることはありえないですよね。

ここでもディズニーは、人々が感じる待ち時間の意味を完全に変えて、たくさんの人を満足させているのですから、やっぱりファストパスは天才的な発想なのです。

 

「行列博士」として知られるマサチューセッツ工科大学のリチャード・ラーソン教授は次のように述べています。

「ディズニーのテーマパークでアトラクションを待つ列は年々長くなっているにもかかわらず、出口調査によるとゲストの満足度は上昇し続けている」

 

ちなみに「ヤバイ統計学」という著書によって紹介されていたものです。

 

 

追伸

ディズニーは今までそんなに興味がなかったのですが、ディズニーキャラクターが控えめに言っても可愛すぎることに気づきました。

ショーやパレードは圧巻。

どこかホールでディズニーのショーがやっているとしたら、軽く1万円以上しそうですし、アトラクションのスピーカーとか人形とかのクオリティの高さは思わず見入ってしまうほど。

それに、パーク内でいたるところで、パフォーマンス、綺麗なパーク内。360度見渡してもディズニーの世界観…

僕が今さらおすすめする必要はなさそうですが、これで大人7400円は安すぎるんじゃないか…

はしゃぐ歳でもないですが、また行きたいです。

 

ちなみに今回行ったのは、ディズニーシー。

ファストパスが取れなかったのはトイストーリーマニアです…残念…

でも、ミニーちゃんが僕に手を振ってくれたんでOKなんです(気のせいでもOK)

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